こんにちは、ふるかわゆき(@RanpySnow)です。
今回はコロンビア大氷原のスカイウォークツアーとアドベンチャーツアーについてご紹介します。
特に氷河の上に降り立つアドベンチャーツアーの雪上車観光は服装に注意が必要ですので、参考になればと思います。
Contents
バンフからアイスフィールドセンターまでの行き方
バンフからアイスフィールドセンターまでの移動も含めた現地ツアーで行くのがおすすめです。
今回私は、現地の日系ツアー会社トロコツアーズさんの『コロンビア大氷原とレイクルイーズ』ツアーに参加しました。
レンタカーを借りて直接行くのであれば、バンフからトランスカナダハイウェイに乗ってレイクルイーズまで行き、レイクルイーズとジャスパーを結ぶアイスフィールド・パークウェイをジャスパー方面に車を走らせます。
バンフからは約2時間かかります。
コロンビアアイスフィールドセンターのツアー
センターに到着するとさすが人気の観光スポットで、団体の観光客で賑わっており、日本語、中国語、英語があちこちから聞こえてきました。
アイスフィールドセンターから2つのツアーに参加することが可能です。
スカイウォークツアー
【所要時間】約1時間
センターからバスに10分ほど乗り、スカイウォークの展望台に向かいます。
バスは15分に1本出ているのでスカイウォーク、展望台からの風景と音声ガイドを楽しんだら、各自センターに戻るといった内容です。
展望台に到着すると音声案内のオーディオ機器があります。
日本語も対応しているので、カナディアンロッキーの自然の成り立ちや野生動物に関する音声案内を聴きながら歩きましょう。
展望台の床が透明になっていることから足がすくみそうになります。
ちょっと写真では伝わりずらいのですが、崖から展望台がせり出している状態なので透明の床からはごつごつした岩の谷底が見えます。
皆さん、写真撮影に夢中です。
アドベンチャーツアー
【所要時間】約1時間半
センターからバスに5分ほど乗り、雪上車に乗り換えます。
雪上車に乗っている間、たいていは英語でのガイドになります。
しかしこの日はたまたま日系のツアー会社3社で同じ時間にアドベンチャーツアーに参加することになったので、乗客は運転手さん以外全員日本人という状況になりました。
そのおかげで、日本語で案内を聴くことができました。
氷河の上に到着すると氷河観光で30分の自由時間があります。
雪上車はタイヤ、エンジンなど特別な仕様となっていることから、1台1億円程するそうです。
タイヤだけでも1個50万円でそれが6個ついていて、6輪駆動となっています。
この雪上車は世界で24台しかなく、そのうち22台をこのアイスフィールドセンターが所有、1台はオーストラリア、もう1台はアメリカが南極大陸の観測のために所有しているそうです。
氷河を流れる水は飲めるらしいのですが、私が行った日は風も強くて小雨も降っていて、寒すぎてそんな余裕はありませんでした。
アドベンチャーツアー参加時のおススメの服装
天気によってはそれほど寒くない日もあれば、ものすごく寒い日もあるので防寒対策はしっかりしましょう。
分厚い氷の上に行くのでイメージとしては冬のスキー場に行っても寒くない格好です。
私が参加した際は、風が強かったのと小雨が降っていたこともあり、体感温度はマイナス一桁かそれ以下でした。
ダウンジャケットの上からスキー用のスノーウエアを着て、ニット帽、手袋を着用しました。
中には8分丈のズボンにスニーカー、パーカーという人もいてとても寒そうでした。
足元も氷の上で滑りやすいため、スノースパイクなどあると転倒しにくいかと思います。
私はスノーブーツもスパイクも持っていなかったため、ハイキングシューズで行きました。
ハイキングシューズも靴底がしっかりとしているため、滑りにくかったです。
また、今回参加した日はたまたま雨でツアーの開始時刻が2時間も遅れました。
時々、天候のためツアーが決行できない日もあるようです。
ツアー開始時間が遅れたときのために、その後の予定は時間に余裕を持って計画を立てましょう。
コロンビア大氷原とアタバスカ氷河について
【氷原と氷河の違い】
氷原:氷で覆われた広大な地域
氷河:地上に降り積もった雪がしだいに厚い氷の塊となり、重力によって流動するようになったもの。
goo 辞書
ツアーに参加するまで氷原と氷河の違いを分かっていませんでしたが、たばこの灰皿の中に氷の固まりができたとしたらそれは氷原で、灰皿の溝からあふれ出ているものは氷河だというわかりやすい例えをガイドさんがしてくれました。
そもそもこの巨大な氷は雪が降り積もり、その重さでどんどん下の雪が押し固められて形成されていった氷です。
ツアーで私たちが降り立ったアタバスカ氷河の氷の厚さは場所によって250~350mもあるそうです。
コロンビア大氷原とアタバスカ氷河の形状や位置関係を俯瞰してみたいのであれば、 Gem Trek社の「Columbia Icefield」地形図を買うのがオススメです。
アイスフィールドセンターのお土産屋さんにも売っています。
最後に
この氷河観光ツアーのように自然の氷河の上に降り立つことができる場所は世界でも数えるほどしかないようなので、とても貴重な体験をすることができました。
氷河の氷は年々解けるスピードが早くなっているようです。
氷河観光で氷上に雪上車を走らせることも氷を解かす原因となるため、このツアー自体もいつか無くなるのではないかとずっと言われ続けているようです。
バンフからは約2時間と少し距離がありますが、なかなか経験できるものではないので、興味がありましたらぜひ行ってみてください。
参加する際は防寒対策を忘れずに!!