現在、私は通勤農業者として埼玉県の野菜農家で働いています。
そんな私が農業を仕事にしようと理由やそれまでの経緯をまとめました。
Contents
私が農業を仕事にしようと思った理由
その理由を二つにまとめてみました。
・農業が好きで自分に合っている
・おいしいものへのこだわりがちょっと強い
農業が好きで自分に合っている
私は、気になったものや興味のあるものは、とりあえずやってみようということで色んな事に挑戦することや、いろんな場所に行くことが好きです。
その中でも実際にやってみて、楽しくて、今後も長く続けたいと思った仕事が農業でした。
早起きも身体を動かすことも雨の中作業することもあまり苦には感じませんし、外で働くことが好きです。
天気や気温、風などちょっとした変化を感じながら仕事できることが楽しいのです。
とは言いつつカエルと虫はあんまり得意でないので、今後の課題です。
おいしいものへのこだわりがちょっと強い
私はおいしいものを食べることと自分の幸せは直結しているので、そこにひと手間かけることなどあまり苦に感じません(笑)
普段の生活で食事がおいしいと幸福度が上がるので料理も割と好きです。
食べたいものや旬の食材がたくさんあるときはそれをどうしたらおいしく食べられるのか調べて試してみることも楽しいです。
検索すれば色んなレシピを参考にできるのでインターネットがある時代に生まれて良かったと毎回思います。
このこだわりを活かして野菜を作るだけでなくおいしく食べてもらえる方法やレシピ、保存方法などを提案できる農家になりたいと思っています。
農業との関わり
私が本格的に農家で働き始めたのは2021年の夏頃からです。
ただ、今までの自分を振り返ると生まれも育ちも東京で、実家は非農家であるにもかかわらず、農業との繋がりは何かしらの形であったのだなと感じます。
・母方の実家や父方の親戚が農家
・地理学専攻で関連の深い農業に興味を持つようになる
・新卒で農機メーカーに就職
・群馬県北軽井沢で高原野菜のアルバイト
実家は非農家だけれど母方の祖母や父方の親戚が農家
母方の実家は福島県の会津で代々続く麹屋で兼業農家でもあります。
夏休みや年末年始に遊びに行くことが多かったので新鮮な野菜や郷土料理を食べる機会が多く、家に帰るときにはいつも体重が増えていました。
父方の親戚は福島県の天栄村の専業農家で水稲メインに畑も少しやっており、お米や旬の野菜をいつも送ってもらって食べていました。
幼いころからそういったつながりが当たり前になっていましたが、今思うととてもありがたいことだと思います。
地理学専攻で関連の深い農業に興味を持つようになる
大学では地理学を専攻しました。
授業ではフィールドワークをする機会が多く、愛知県の渥美半島や群馬県の大泉市など農業の盛んな地域に行ったことをきっかけに農業に興味が出ました。
基礎科目の授業でも気象や土壌などその当時は意識していませんでしたが、今思うと農業に関連の深い勉強をしてきたなと思います。
卒業論文は茨城県土浦市のレンコン生産について現地の農協や農家さんにご協力をいただき、作成しました。
そういった流れから自然と就職先も農業関連メーカーなどが候補になっていきました。
新卒で農機メーカーに就職
農業の土づくりに貢献する農機具を生産、販売するメーカーとご縁があり、そこで3年半働きました。
生産管理と営業を経験させてもらい、モノづくりの工程や土づくりに関わることができました。
そこでお世話になった同僚や農家さんは現在でも連絡を取るなど、SNSでのつながりがあるので自分が就農した時はとても心強い仲間であると思っています。
この時点では「土日に自分で畑借りて家庭菜園でもやろうかな」と思いましたが、そこまでは手が回りませんでした、、、
群馬県北軽井沢で高原野菜のアルバイト
農機メーカーを退職してから約二年は農業から離れていました。
もともと海外にも興味があったことからフィリピン留学やカナダワーホリ、外国人技能実習生の監理団体で働くなど、外国と関わりの深い生活をしていました。
この二年間で徹底的に自分と向き合うことができたので、「農業を仕事にする」という決断ができました。
重労働など大変な部分もありましたが、品目などによって労働負荷が変わってくることを体感できたので、そういったことを加味しながら栽培品目や体系などを考えていきたいと思います。
今後について
現在は埼玉県の野菜農家で働きながら、家庭菜園で野菜を育てたり、農業ボランティアで福祉施設の農地の管理などを行っています。
今後も農業や野菜栽培の知見を広めながら農業に携わっていきたいと思っています。
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